海にいる黒いぶよぶよ「ナマコ」って何?!毒はある?

海水浴や水族館のふれあいコーナーでみたこと、触ったことのある人も多いのではないでしょうか。でも、ナマコって一体なんなのか知っていますか?

目次

ナマコとは?

「ナマコ」とは棘皮動物門ナマコ綱に属する種の総称のこと。日本には200種ほどのナマコがいます。今回は9つのポイントからナマコの生態を詳しく見てみましょう。

どこにいるの?

淡水・汽水域を除いた海、分布範囲は浅い海から深い海までの海洋全域。
海の底(底生)を這うように暮らしています。

仲間たち

ウニ、ヒトデ、クモヒトデ、ウミユリなど。
ナマコの属する棘皮動物門に属する仲間たちです。

身体のこと

ナマコは身体の90%以上が水分でできており、体表は主にコラーゲンから成る厚い体壁に覆われています。
骨はあるものの、発達が悪く細かな骨片として体壁に散らばっています。

内臓を吐き出す?

敵の攻撃を受けると、内臓を放出するものもいます。
しかし、ナマコは再生能力が高いため吐き出した内臓は1〜3ヶ月ほどで再生します。

あれもこれもない

ナマコには心臓も頭も目も耳も鼻もありません!

何を食べるの?

デトリタス(海底に沈んだ生物の死がいなどの有機物)を食べています。海のお掃除屋さんです。
食べ方は、触手で集めたり海底表面を舐めとるように食べたり、種によって異なります。

どうやって増えるの?

ナマコには雄と雌の区別があり、多くの種は体外受精によって繁殖します。
ある程度成長するまでは、親ナマコの体内で過ごすナマコもいます。

毒はある?

ナマコの中には毒を持つものもいます。
体内や体表に毒を持ち、毒の強さは種によって異なります。

薬にもなる

ナマコは強い防菌作用のあるサポニンの一種、ホロツリンという成分を持っています。
昔から漢方薬として用いられ、水虫の治療薬としても使われています。

いかがでしたか?ナマコには毒のあるものもいるので、見つけても安易に触るのはNG!水族館など安全なところで触ってみましょう。

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