「そうだ、取っておいたあれを食べよ〜」
そんな足取りで、
冷蔵庫の前へやってきた猫さん。
ぐいっと自分で扉を開くと、
中をのぞき込んでお目当てのものを探します。
上の段かな?それとも、奥の方?
お顔を近づけながら、
じっくり確認していきます。
ところが、どこを見ても
探していたものが見当たりません。
「あれ……?」
たしかに、ここにあったはず。
猫さんは冷蔵庫の中を見つめたまま、
しばらく動きを止めます。
そして、ゆっくりと振り返ると、
飼い主さんへジロリ。
まんまるなおめめが、
鋭くギラーンと光ります。
大きな声で怒るわけでもなく、
問い詰めるわけでもありません。
ただ静かに見つめるだけ。
それなのに、「食べたのは誰?」
という圧は十分すぎるほどです。
楽しみにしていたものを失い、
冷蔵庫の前で犯人捜しを始める
迫力たっぷりな猫さんなのでした。
出典:zakhar22k



