人気のアジアゾウ「ランディ」死す 映画やテレビで活躍した象、45歳で旅立つ

のこと。マルシェ種類ごとに一覧で紹介する動物の図鑑
目次

市原ぞうの国の象「ランディ」が死去

千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」は3月6日、同園の人気者だった雌のアジアゾウ「ランディ」が2月25日に死んだことを発表しました。

映画『星になった少年』やテレビの動物番組に登場し、多くの人々に愛されたランディ。死因は循環器不全による心停止で、推定45歳でした。

長年の治療も、転倒による負担が影響

ランディは2014年に前足の爪が縦に割れる症状が判明し、以降、獣医師の指導のもとでケアを続けてきました。しかし、昨年12月に転倒し、歩行が困難になる事態に。その後、治療によって一時的に回復しましたが、2024年2月24日には立ち上がることができなくなり、翌25日には横たわった状態に。自らの体重が内臓に負担をかけ、午後には心停止が確認されました。

園内で埋葬、献花台も設置

ランディの葬儀は2月26日に関係者のみで執り行われ、「ぞうさんのお散歩道」に埋葬されました。現在、園内2カ所に献花台が設けられ、訪れる人々が別れを惜しんでいます。また、4月11日には長南町の東光寺住職を招いて四十九日法要が行われる予定です。

映画でも話題となった「ちび象ランディ」

ランディは推定1980年にタイで生まれ、1987年に市原ぞうの国へやってきました。同園の園長・坂本小百合さんが執筆したノンフィクション『ちび象ランディと星になった少年』を原作にした映画『星になった少年』(2005年公開)にも登場し、一躍有名に。昨年12月6日までショーにも出演し、多くの来園者を楽しませていました。

園長「たくさんの思い出をありがとう」

坂本園長は、映画公開時にランディと全国を巡った思い出を振り返り、「たくさんの思い出をありがとう。会えたこと、一緒に市原ぞうの国を成長させたことを本当にうれしく思う」とコメントを発表。長年にわたり、多くの人に笑顔を届けたランディの功績を称えました。

SNSでも惜しむ声が多数!

SNSにもランディとの別れを惜しむ声がたくさん寄せられています。

携帯の待受のランディを見るたびに、癒してくれましたね。

たくさんの人に愛されていたランディ。

スタッフにもかわいがられ、大切にお世話されてきました。

市原ぞうの国を代表する存在だったランディ。多くの人々の心に、その愛らしい姿が刻まれ続けることでしょう。

この記事の執筆者 / 監修者

らみえる
らみえる
▷動物専門・ペット特化ライター&デザイナー
▷慶應義塾大学卒
▷会員制ねこ専用ホテル&シッター・キャッツカールトン代表
▷動物取扱責任者・愛玩動物飼養管理士
▷現在は猫4匹との暮らし。幼少時から犬、リス、うさぎ、鳥、金魚などさまざまな動物と過ごし、生き物を愛してやまない毎日。
▷前職は一般企業で広報、編集校正やってました。
らみえるってこんな人
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次