人間の都合で輸入され根絶されたマングース・奄美大島で根絶宣言

のこと。マルシェ兵庫ペット医療センター
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マングースはハブ退治のために日本に持ち込まれた

奄美大島にてマングース3万匹が駆除されて、根絶宣言となりました。

3万匹が捕獲されます。

明治43年、沖縄本島にマングースが輸入されました。

沖縄では猛毒のハブに悩まされており、そのハブをマングースが退治してくれるという触れ込みでした。

ところがマングースは昼行性、ハブは夜行性。

マングースはハブを食べることなく、国の天然記念物・アマミノクロウサギなどを捕食し、その数が激減してしまったのです。

その後、昭和54年鹿児島・奄美大島に持ち込まれます。

マングース駆除・奄美大島にて根絶宣言に

マングース(環境庁提供)

環境省が防除を進めてきた外来種マングース(環境省提供)

平成5年、マングースは駆除がはじまります。ついでに平成16年には特定外来生物にも指定されました。

いっときは最大1万匹になったマングースが奄美大島で、2024年9月3日をもって根絶宣言となりました。

人間の都合で持ち込まれ、駆除されたマングースと、その犠牲になった動物たち、祈りを捧げたいです。

参考資料:環境庁

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この記事の執筆者 / 監修者

らみえる
らみえる
動物専門・ペット特化のWebライター・ディレクター・デザイナー。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、大手企業で広報や編集校正の仕事を経て、猫専門ペットホテル猫専門ペットホテル・キャッツカールトン横浜代表、動物取扱責任者、愛玩動物飼養管理士。
幼少期から犬やリス、うさぎ、鳥、金魚など、さまざまな動物と共に過ごし、現在は4匹の猫たちと暮らしています。デザインと言葉で動物の魅力を発信し、保護活動にもつなげていきたいと思っています。
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