【訪問記】北海道のぼりべつクマ牧場完全ガイド:絶景とここだけの特別アクティビティ体験

のこと。マルシェ種類ごとに一覧で紹介する動物の図鑑

※この記事の内容については「どうぶつのこと。」編集部にお問い合わせください。

目次

のぼりべつクマ牧場とは

のぼりべつクマ牧場は、登別温泉近くの山頂にあります。

絶景のロープウェイでアクセスすると、日本最大の陸上動物ヒグマのエサやり体験、アヒルのレース、クマの知能や運動能力の観察、そして「ヒトのオリ」などのユニークなアクティビティが楽しめます。

クマやアイヌ文化の歴史を紹介する博物館もあり、見どころ満載の学びと遊びの場。

記者(らみえる)

国内有数の温泉街・登別温泉からも徒歩で、専用ロープウェイ乗り場にいけますよ。

アクセスや割引情報などは記事の最後にまとめました。

のぼりべつクマ牧場の廻り方ガイド

のぼりべつクマ牧場は、登別温泉街からロープウェイで山頂に登ったところにあり、クマ牧場入場券とロープウェイはセットになっています。

【絶景】ロープウェイで行く山頂のクマ牧場

ロープウェイ駅のところに駐車場があります。

わたしは温泉街から階段を登ってやっとたどり着きました。

お土産ショップのところからロープウェイに乗ります。

けっこうな高さ、550mあるとか。7分ほど乗ります。各ゴンドラ1グループで、他のお客様と一緒にならないので、山の風景を独占。

変わったゴンドラが来ました、乗ってみたいです😂

山頂から倶多楽湖(クッタラ湖)が見えます。もともと、この眺望を楽しむために作られたロープウェイとのこと。当日小雨でしたが、晴れていたらさらに絶景ですね。

秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の景色を楽しめます。

入園前に!イベント時間の確認ポイント

のぼりべつクマ牧場のマップをざっくり見てみましょう。

STEP
イベントのチェック

主に下の3つです。最新情報はイベント・アトラクションスケジュールをチェックしてくださいね。(2024/10/22作成)

  • アヒルの競争
  • クマの腕試し(飼育員による実験ガイド)…第2牧場/通年 ①10:45 ②15:30
  • クマのアスレチック…クマ山ステージ通年①10:15 ②11:15 ③13:30 ④14:45

どのイベントもマストですよ〜。

STEP
クマのエサを買う

クマのエサやりはぜひ体験してみてください。

  • 第1牧場…オスのクマたち
  • 第2牧場…メスのクマたち
  • ヒトのオリ

などでエサやりをできます。エサやりが楽しくてたくさん買い込むヒトも。

STEP
時間になったらイベントにGO

イベントの合間に、博物館やヒトのオリ、エサやり他の展示を回ってくださいね。

子グマの育成方法と飼育員インタビュー

子グマが生まれた年は子グマがいる牧場が、山頂駅を降りてすぐのところにあります。

今回はのぼりべつクマ牧場の飼育員吉見さんにご案内いただきました。

吉見さんがクマ牧場で働くようになった理由は、昔から動物園で働いてみたくてもともとクマ愛が強く、特にホッキョクグマが大好きなんだそうです。北海道で暮らしてみたかったというのも理由の一つだとか。

さっそく子グマたちについて聞いてみました。

ボールで遊ぶ子グマ
記者(らみえる)

こちらが「子グマ牧場」ですね。わ、子グマは本当にかわいいですね。

飼育員吉見さん

子グマと言ってもかなり大きくなっていて、まだ0歳ですが、すでに体重は40キロ(2024年9月時点)ほどあります。

12月までには80キロを超えるかもしれません。

記者(らみえる)

その頃には、展示場ではなくバックヤードに移動するんですか?

飼育員吉見さん

そうです。この子たちは他のクマとまだ接触していないので、まずはバックヤードで慣らしてから、展示場に出られるようにします。

左がアシリ、右がルイ
記者(らみえる)

このクマたちは兄弟ですか?

飼育員吉見さん

はい、双子の兄弟です。手前がアシリで、奥がルイです。アシリは少し茶色っぽい毛が混じっています。

記者(らみえる)

ペロペロなめているのははちみつを与えているんですね。どのくらいの量を使うんでしょうか。

飼育員吉見さん

はちみつは特別なおやつとして与えています。木やタイヤに塗って、クマたちがそれをなめることで楽しむんです。

量は決まっていませんが、1日に3回、朝昼晩に分けて少しずつ与えています。

記者(らみえる)

はちみつはおやつ感覚なんですか?それとも栄養補給として使っているんですか?

飼育員吉見さん

おやつに近いですね。

エンリッチメントの一環としても使っています。クマが餌を探す行動を促し、立ち上がったり木に登ったりする姿を見ることができます。

記者(らみえる)

あの、エンリッチメントとは何でしょうか。

飼育員吉見さん

動物の生活環境を豊かにするための取り組みです。

クマたちの行動や健康を促進するために、餌を探す活動を増やしたり、遊具を使って運動させたりしています。

記者(らみえる)

飼育員さんがクマに直接触れるのは、いつまでですか?

飼育員吉見さん

子グマのうちは触れますが、成長すると触るのが難しくなります。

個体によって性格が異なり、遊びたがるクマもいれば、警戒心が強くて触りづらいクマもいます。

仲の良い兄弟のアシリとルイ。タイヤやボールで一緒に遊んでいる

じゃれあっています。

相撲、レスリング?始めました。

兄弟で楽しそうですね。

子犬のようです。

記者(らみえる)

体重測定はどのくらいの頻度で行うんですか?

飼育員吉見さん

子グマが小さいうちは毎日測定していますが、30キロを超えると週に1回程度になります

記者(らみえる)

クマたちは泳ぐこともありますか?

飼育員吉見さん

はい、泳ぎます。展示場にはプールもありますし、クマたちが自由に泳ぐ姿を見られます。

クマたちが魚を獲る姿を見られるイベントなど、季節限定でいろいろやっていますよ。

クマたちの水泳プール。暑さをしのぐのに役に立つ
記者(らみえる)

飼育員さんは子グマのお世話のときに特別な装備をつけているんですか?プロテクターのようなものとか?

飼育員吉見さん

いいえ、作業着に軍手やゴム手袋をするだけです。クマが噛みついてくることもありますが、基本的には大丈夫です。

ただ、体重測定で持ち上げたり、エサを奪い合ったりするときは、注意が必要ですね

記者(らみえる)

クマが遊ぶためのおもちゃってどんなものなのでしょう?

飼育員吉見さん

タイヤや餌が入ったボールのようなものですね。

転がすと餌が出てくる仕組みになっています。クマたちはそれを転がして遊んでいます。

ボールを持つクマ、とても嬉しそうな表情です。

記者(らみえる)

クマは速いと聞きますが、どのくらいなのでしょう?

飼育員吉見さん

ヒグマは時速50〜60キロで走れるので、自転車でも追いつかれてしまう速さですよ。

ボールで遊ぶ子グマたちです。

このまますくすくと大きく、元気になってね!すっかりおとなになった姿を見たらびっくりしそうです。

夏は氷に包んだリンゴを与えると、ガリガリと鋭い歯で削ってかじりつきます。のぼりべつクマ牧場では、子グマが少しでも楽しく快適に過ごせるように工夫しています。

クマの身体能力を体験!「くまのアスレチック」

さて次はイベントのご紹介。

クマのアスレチックでは、「丸太渡り」や「餌探し」など優れたバランス感覚や手先の器用さなど、ヒグマの能力を見られます。

お客様のうち3組だけ、クマが登場するスペースにエサを隠してクマに探してもらうことができる体験ができます。

記者(らみえる)

貴重な機会なので飼育員さんが声をかけたら、先着順なのですぐに手を上げてください‼️

もちろんクマはまだいないところでエサをあちこちに隠す

この日のヒグマの名前はショコラ、11歳の女の子。人間でいうとだいたい33歳位になります。

クマの年齢は、3をかけるとだいたい人間の年。

さっそく手をあげて、挑戦しました。 まずクマ山の左手でかんたんな説明を受けています。

左の方でエサの隠し方について説明を受けている様子

係員さんの合図で、一斉に3組がクマ山エリアに入ります。

忙しい、忙しい

制限時間1分で隠さなくてはいけないので、意外に焦る焦る😂舞台中央がわたしです。

舞台前方にクマのおやつをセット

なるべく見やすい舞台前方に3箇所セットしました!

さて、エサを隠し終わった3組が退場したあと、クマが登場、エサを探します。

さっそく立ち上がってエサを見つけるクマ

器用なんですよ。クマは目ではなく鼻で探します。

大きな体で指先も器用で難なく箱を開けます

箱を開けたり、あれやこれや、ちゃんとすべて見つけていました👏

こういった体験型のものはぜひ積極的にやってみてくださいね。

エサやり体験でクマと交流「クマの腕試し(飼育員による実験ガイド)」

こちらはメスのクマたちがいる第2牧場です。

ここではクマの高い学習能力を見ることができます。

思い思いの姿で「おやつはこっち」とアピールするクマたち:第2牧場

エサやりは危険がないように高い塀の上からです。お客さまたちが投げるエサを目当てに、ヒグマたちがこちらを見ています。

左上は飼育員さん。

飼育員さんが好物のおやつを上からクマのケージに入れる

クマのおやつの中身は小麦粉、大豆、とうもろこしなど。

クマは肉食のイメージがあるけれど雑食でほとんどが植物性のエサを食べる

野生のヒグマは雑食で、どんぐりなどを中心に食べています。

こっちにオヤツ来るかな?

座ったり、仰向けに寝そべって「こっちにオヤツくれ〜」とアピールするクマたち。

右下のクマは片手をあげて「こっちこっち」。

このクマは手のひらをお客さんに向けて「こっちこっち」おいでおいでをする

こちらのクマは立ち上がってアピール。

立ち上がってオヤツくれアピールするクマ・器用!

なんともユーモラス。

まるで人間のよう

「まだくれる人いるかな?」

ユーモラスな姿のクマたちにほっこり

さて、「クマの腕試し(飼育員による実験ガイド)」が始まります。

イベントでは、オリのような箱に飼育員さんがりんごを入れます。クマは知能が高く、器用にフタを開けて食べることを学習します。

上手にオリを開けるかな?

クマは頭がいいのでおいしい食べ物がキャンプ場にあったりすると、そこを頻繁に訪れるようになってしまい、人間と接触する事故につながります。

そのためには食べ物のゴミなどを捨てる際には、しっかりとフタが閉まるような箱か、食べ物のゴミだけは、なるべく持ち帰りましょう。


ゴミをそのまま山や川などに置いてくると、クマたちが人の近くにきっとおいしいものがあると思って、人里に降りるきっかけにもなってしまいます。

自然の中にゴミを捨てない、徹底したいですね。

それぞれに推しのクマがいて全国から会いに来るとか

誰が誰かわかるかな?それぞれのクマには固定ファンがいて、推しを目当てにクマ牧場に来るファンも多いそうです。

12年目歴代最長ボスクマ「ダイキチ」に会いに行こう!(第1牧場)

エゾヒグマは日本に生息している陸上動物の中では一番体の大きい動物。

クマ牧場では『オスのダイキチ』12年連続でボスクマになりました。第1牧場で会えます。

ダイキチは現在18歳、2012年、7歳のときからボスの座を守り続けています。

体長2.6メートルで体重480キロ。温和で他のオスを攻撃したりせず、人徳?クマ徳です。

中央にいるのがダイキチ・第1牧場にて

実際に熊牧場に行くと、ダイキチはすぐに分かりました。一回り大きく、オーラがあるというのか(?)

ダイキチの紹介文・連続12年不動のボス

ダイキチは双子の妹のナッツと仲良し。

記者(らみえる)

ここでは毎年ボス争いがあると聞きましたが、どうやってボスが決まるんですか?

飼育員吉見さん


繁殖期の5月から7月にかけて、オス同士でボス争いが行われます。主にマーキングの頻度や威嚇の結果で決まります。取っ組み合いになることもありますが、最近はあまり大きな争いはありません。威嚇したときにどちらが引くかで力関係が決まることが多いですね。

記者(らみえる)

つまり、クマ同士で見つめ合ったり威嚇し合って、ボスが決まるんですね。

飼育員吉見さん

そうです。直接喧嘩になることは少なく、マーキングや威嚇の結果で自然と決まります。ただ、過去には激しい取っ組み合いが起きたこともありました。現在のボス「ダイキチ」はとても穏やかで、クマたちをうまくまとめています。

記者(らみえる)

ボスがいることで群れは安定するんですね。

飼育員吉見さん


はい、ボスがいることでクマたちの間の争いも少なくなり、平和が保たれます。新しいオスが入ってくると再び力関係が確認されることもありますが、今の群れはとても落ち着いています。

記者(らみえる)

ボス争いが激しくなることもあるんですか?

飼育員吉見さん

はい、個体によりますが、過去には何度も喧嘩してボスが決まったこともあります。ですが、「ダイキチ」は穏やかなリーダーで、クマたちとの関係も安定しています

記者(らみえる)

クマの世界でも、穏やかなリーダーシップが重要なんですね

「ダイキチ」
生年月日:2006年1月27日生まれ、現在18才(2024年9月現在
第20代目ボス就任:2013年7月(就任時7才)
体重:約480kg(2021年計測)
身長:約260cm
頭胴長:約230cm

ヒトが入る?クマのオリ体験

これを楽しみにのぼりべつクマ牧場を訪問しました。

人が立てるほどの通路(オリ)の周囲をクマが取り囲んでいます。チューブ越しにエサやりもできます。

ヒトのオリでは人がクマに囲まれる体験

うーん、やはり、写真だと迫力が伝わりません。

ガラス越しに見るクマは迫力

でも実際、このガラスがなかったらと思うと、怖いでしょうね。

大きさが伝わらないので手の大きさと比較

ときどき窓ガラスに水が流れます。

水を舐めとるクマはさらに迫力

水をなめとるクマさんです。

大きな舌

これほど至近距離でヒグマを見られる施設、他にないのでは、ないでしょうか。ぜひ訪れてみてください。

飼育員さんの1日密着取材

飼育員さんの吉見さんの1日をのぞいてみました。

1日のスケジュールと仕事について聞いてみた!

記者(らみえる)

出勤後の最初の作業は何をされますか?

飼育員吉見さん

ロープウェイで山頂に上がり、作業着に着替えたら、「第1牧場」や「第2牧場」の展示エリアで、クマたちをバックヤードから展示スペースに移動させます。

記者(らみえる)

飼育員さんの数も限られる中で大変ですね。クマたちを展示場に出した後は?

飼育員吉見さん

クマは現在68頭いて、複数頭ずつの群れを作って飼育しています。

展示場の数が限られているため、基本的には群れごとにローテーションで出しています。

その間にバックヤードを掃除し、エサを用意して次のクマのグループを展示に出します。これを繰り返します。

記者(らみえる)

エサの準備について教えてください。

飼育員吉見さん

牧場は3つのエリアに分かれており、それぞれのエリアでエサを準備し、クマたちに届けます。

牧場内には坂道が多く、特に冬場は雪の中、長靴を履いてひたすら登ったり降りたりの作業になるため、体力が求められます。

記者(らみえる)

聞いてるだけでものすごく体力を使いますね、ここまでで午前ですか! 

さらに午後の業務内容について教えてください。

飼育員吉見さん

午後は展示場でのクマの収容や、治療が必要なクマのケア、古い施設の修繕を行います。

日々のクマの行動をパソコンで記録し、健康管理も徹底しています。

記者(らみえる)

クマの健康管理で気をつけていることは何ですか?

飼育員吉見さん

例えば、第一牧場には18歳のクマがいて、脊椎症などの年齢に伴う病気を患い始めた個体もいます。

そろそろ引退も視野に入れ、若いクマたちと交代しつつ、群れを維持できるように配慮しています。

記者(らみえる)

なるほど、クマを群れごとの管理するとのこと、大変そうです。

飼育施設の工夫について教えてください。

飼育員吉見さん

牧場全体で68頭のクマを飼育していますが、展示に出るのはだいたい20頭で、残りはバックヤードで過ごしています。

クマは年齢や体格などで一緒に展示するのが難しい組み合わせもあります。

若いうちから一緒に育て、協調性を持たせる工夫をしています。

記者(らみえる)

飼育員としてのクマの魅力はどんなところですか?

飼育員吉見さん

クマは一頭一頭個性があり、表情も豊かです。

毎日観察していると、クマの性格や気分がわかるようになり、日々新たな発見があっておもしろいですね。

記者(らみえる)

お気に入りのクマについて教えてください。

飼育員吉見さん

「ニイヨ」というクマがお気に入りです。大きな体格といつもまぶしそうな目が特徴。

冬になると豊満ボディでボインボインになって、丸々として、それがとてもかわいいんです笑。

双子の妹の「ニイサ」は白い毛の色とても人気があったので陰に隠れるようにしていましたが、私の推しはニイヨです笑。

記者(らみえる)

吉見さんのクマ愛を感じます笑。

飼育員さんの数が限られる中で60数頭のクマの管理、大変ですね!

飼育員吉見さん

クマは年齢差や体格差があり、相性が悪いとケンカになります。クマ同士のケンカは命の危険もあります。

最近分かってきたのが、成獣になってからじゃなくて、小さい妖獣のから一緒にしておくと、合流しやすいというのが分かってきたので、若いうちにどんどんやっていこうという流れにしています。

たくさんのクマたちから、展示場に出せる群れを作り管理、グループメンバーの追加するのも、とても大変だそうです。とてもがんばっている飼育員さんたちに頭が下がります。

冬の気候は厳しいですが、雪のクマ牧場もまたとても美しいそうです。季節を変えてまた訪れてみたいですね。

クマなく学べる「クマの博物館」

博物館は見どころが多すぎなので、いくつかピックアップでご紹介します。

生後1日目から成獣までの世代別剥製、クマの習性や生態など多くのことを学べる場所。

のぼりべつクマ牧場では、北海道大学や酪農学園大学、帯広畜産大学などとヒグマに関する共同研究を行っています。

さまざまな大きさのクマ

北海道のアイヌの人たちにとってはヒグマの存在は、神の恩恵。余すことなくヒグマを暮らしに取り入れます。

アイヌとヒグマは深い関係がある

パネル写真もう少し近くで見たいなあ。

ヒグマとアイヌの資料は充実

ヒグマの分布・生態など。

こちらは子グマです。小さいですね。手の大きさと比べてみてください。

子グマの大きさを手と比較

全体の大きさ比較もできます。下の写真は身長176cmの男性。

身長175cmの男性と並んで背の高さを比較

こちらは身長168cmのわたし。

身長168cmの女性と熊のクマの大きさを比較

ヒグマの穴の大きさが体験できます。ゴールデンカムイに、主人公がヒグマの穴に入っていくシーンがあったのですが、この奥にヒグマがいると思ったらとても入れません。「

ヒグマの穴を再現

体験だけでなく、クイズや、写真パネルでの説明も盛り沢山です。ここはぜひ、しっかり時間をかけてみてくださいね。

大人気!のぼりべつクマ牧場アヒルレース

さて、クマづくしの合間、ほっこりアヒルのレースが楽しめます。

なんだそりゃ?とおもいませんか?これが意外に楽しいので、絶賛おすすめ。

レースが始まる前には、気ままにしているアヒルたち。

レース前に思い思いに過ごすアヒルたち

ひとたびレースが始まるとわかると、飼育員さんの指示にしたがって、行列してスタンバイに向かいます。

ひとたびレースとなれば意気込んで並んで歩く

レースの前に、何色のアヒルにするか、観客はチケットを買います。1枚200円。

アヒルのレース・何色のアヒルに賭ける?

うーん、何色にするかな。 どのアヒルも、早そうで迷います。

この日の売れ行きは黒が1枚だけだとか・大穴?

チケット購入が終わるとアヒルの競争、よーい・ドン!

スタンバイ完了!

一斉に飛び出すアヒルたち。みんなヤンヤヤンヤの、大盛りあがりです。しかし!

途中おもしろいハプニングがあったりして、盛り上がるのなんの。この日は1枚だけ売れた黒色アヒルの方が見事勝利しました。パチパチパチ。

予期せぬハプニングが起きるアヒルのレース
記者(らみえる)

この日、黒のアヒルが勝利・記念商品をもらっていました。内容は勝ってのお楽しみに。

レースをしていない時間のアヒルたちは寝ている事が多いのですが、土をいっぱいに敷きつめた容器に喜んでくちばしで土を掘ったり、口に入れたりしている様子が見られるかもしれません。

のぼりべつクマ牧場・その他のお楽しみ

他にも紹介しきれない見どころをかんたんにご紹介します。

人間年齢111歳:ご長寿ヒグマのマケンコ博物館!

37歳260日(2024年9月訪問時)のヒグマ・マケンコの記念館です。

マケンコは「玉乗り」「自転車乗り」「乳母車押し」など数々のショーで活躍しました。現在は動物愛護・福祉の観点からショーやトレーニングは行っていません。

ユーカラの里アイヌコタン

アイヌの文化遺産を保存するために、生活をていねいに再現しています。

イオマンテという子グマを送る儀式まで、子グマを大切に飼うケージです。

わたしは「ゴールデンカムイ」という漫画をきっかけにアイヌ文化、ヒグマなどに興味を持ちました。その中で「ペカンペ(ひしの実)」がよく出てくるのですが、実物を見て感動しました。

ゆでて皮をむいて食べたり、ごはんやかゆに炊き込んで食べたりします。

国立アイヌ民族博物館の展示もすばらしかったですが、のぼりべつクマ牧場の展示はリアリティあってまた良かったです。

リスの杜(もり)でエゾリスとチョウセンシマリス

わたしはずいぶん昔にシマリスを飼っていました(チョウセンシマリス)。風の谷のナウシカとテトのように、いつも一緒にいて、肩や頭に乗り、フードやポケットの中で寝てくれて本当にかわいかったです。

リス使いと呼ばれていたことがあります。

しかし冬は凶暴になり、クルミの殻を割るほど強い力で噛みます。あちこちに下駄のような歯型がついていたのも懐かしいです。

エゾリス、チョウセンシマリスさんともに元気でいてくれますように。

スタッフおすすめの人気お土産

のぼりべつクマ牧場で人気の商品、おすすめをスタッフの方に聞いてみました!

このベビーソックス。とってもかわいいです。

やはりクマのソックスがマスト

足の裏をみたら思わず微笑んでしまいますね。

足の裏がかわいい・見てほっこり

そしてこれも大人気商品「熊手(くまで)」文字通り。

クマなので熊手

福をかきこむ熊手で、たくさん幸せを集めましょう。

それから定番?お菓子です。プリントクッキーや。

クマのイラストが楽しい

えびせんべいも人気です。

えびせんべいはみんなに人気

クマの毛がはいったキーホルダーもめずらしいです。

クマ山カフェのグルメ体験

クマ山カフェでは「クマの足あとカレー」がイチオシ。カフェは広々として一休みにもピッタリです。

ボリュームたっぷり!

こちらはヒグマアイス。

どこから食べるか迷います。

アクセス・営業案内

クマ牧場のアクセスや営業時間などをご紹介します。

北海道登別市登別温泉町224番地 TEL.0143-84-2225

期間4月21日~10月20日10月21日~4月20日
営業開始時間9:009:30
最終入場時間16:2015:50
営業終了17:0016:30

入園料(税込)

区分料金
一般 大人3,000円
一般 小人1,500円
団体 大人(10名以上)2,600円
団体 小人(10名以上)1,300円

各種割引&クマのエサ持参で割引「どんぐり割引」って?

  • 一番おとくなのは年間パスポート。年3回以上訪問すればかなりお得です。
  • 団体割引
  • 障害者割引

どんぐりは全国各地からのぼりべつクマ牧場に送られてくるそうですよ。それぞれのクマの固定ファンもいるのだとか。

のぼりべつクマ牧場をぜひ訪れてみて

北海道のぼりべつクマ牧場は、息を呑む山頂の景色とユニークなアクティビティで満載のスポット。

クマたちへのエサやり、愛らしいアヒルのレース、そして迫力の「ヒトのオリ」体験など、ここでしかできない触れ合いが待っています。

アイヌ文化の展示やクマの歴史を学べる博物館も充実。

四季折々の美しさに包まれる牧場は、家族や友人との思い出作りにもぴったり。ぜひ足を運んでみてくださいね。

登別近くで動物とふれあいたい・動物を知りたい人におすすめの施設

この記事の執筆者 / 監修者

らみえる
らみえる
▷動物専門・ペット特化ライター&デザイナー
▷慶應義塾大学卒
▷会員制ねこ専用ホテル&シッター・キャッツカールトン代表
▷動物取扱責任者・愛玩動物飼養管理士
▷現在は猫4匹との暮らし。幼少時から犬、リス、うさぎ、鳥、金魚などさまざまな動物と過ごし、生き物を愛してやまない毎日。
▷前職は一般企業で広報、編集校正やってました。
▷多趣味で神社検定とかいろいろ資格あり
ねこねこ王国 | らみえるってこんな人
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次