クマなく学べる「クマの博物館」
博物館は見どころが多すぎなので、いくつかピックアップでご紹介します。
生後1日目から成獣までの世代別剥製、クマの習性や生態など多くのことを学べる場所。
のぼりべつクマ牧場では、北海道大学や酪農学園大学、帯広畜産大学などとヒグマに関する共同研究を行っています。
北海道のアイヌの人たちにとってはヒグマの存在は、神の恩恵。余すことなくヒグマを暮らしに取り入れます。
パネル写真もう少し近くで見たいなあ。
ヒグマの分布・生態など。
こちらは子グマです。小さいですね。手の大きさと比べてみてください。
全体の大きさ比較もできます。下の写真は身長176cmの男性。
こちらは身長168cmのわたし。
ヒグマの穴の大きさが体験できます。ゴールデンカムイに、主人公がヒグマの穴に入っていくシーンがあったのですが、この奥にヒグマがいると思ったらとても入れません。「
体験だけでなく、クイズや、写真パネルでの説明も盛り沢山です。ここはぜひ、しっかり時間をかけてみてくださいね。
大人気!のぼりべつクマ牧場アヒルレース
さて、クマづくしの合間、ほっこりアヒルのレースが楽しめます。
なんだそりゃ?とおもいませんか?これが意外に楽しいので、絶賛おすすめ。
レースが始まる前には、気ままにしているアヒルたち。
ひとたびレースが始まるとわかると、飼育員さんの指示にしたがって、行列してスタンバイに向かいます。
レースの前に、何色のアヒルにするか、観客はチケットを買います。1枚200円。
うーん、何色にするかな。 どのアヒルも、早そうで迷います。
チケット購入が終わるとアヒルの競争、よーい・ドン!
一斉に飛び出すアヒルたち。みんなヤンヤヤンヤの、大盛りあがりです。しかし!
途中おもしろいハプニングがあったりして、盛り上がるのなんの。この日は1枚だけ売れた黒色アヒルの方が見事勝利しました。パチパチパチ。
この日、黒のアヒルが勝利・記念商品をもらっていました。内容は勝ってのお楽しみに。
レースをしていない時間のアヒルたちは寝ている事が多いのですが、土をいっぱいに敷きつめた容器に喜んでくちばしで土を掘ったり、口に入れたりしている様子が見られるかもしれません。
のぼりべつクマ牧場・その他のお楽しみ
他にも紹介しきれない見どころをかんたんにご紹介します。
人間年齢111歳:ご長寿ヒグマのマケンコ博物館!
37歳260日(2024年9月訪問時)のヒグマ・マケンコの記念館です。
マケンコは「玉乗り」「自転車乗り」「乳母車押し」など数々のショーで活躍しました。現在は動物愛護・福祉の観点からショーやトレーニングは行っていません。
ユーカラの里アイヌコタン
アイヌの文化遺産を保存するために、生活をていねいに再現しています。
イオマンテという子グマを送る儀式まで、子グマを大切に飼うケージです。
わたしは「ゴールデンカムイ」という漫画をきっかけにアイヌ文化、ヒグマなどに興味を持ちました。その中で「ペカンペ(ひしの実)」がよく出てくるのですが、実物を見て感動しました。
ゆでて皮をむいて食べたり、ごはんやかゆに炊き込んで食べたりします。
国立アイヌ民族博物館の展示もすばらしかったですが、のぼりべつクマ牧場の展示はリアリティあってまた良かったです。
リスの杜(もり)でエゾリスとチョウセンシマリス
わたしはずいぶん昔にシマリスを飼っていました。風の谷のナウシカとテトのように、いつも一緒にいて、肩や頭に乗り、フードやポケットの中で寝てくれて、リス使いと呼ばれていたことがあります。かわいかったです。
冬は凶暴になり、クルミの殻を割るほど強い力で噛みます。あちこちに下駄のような歯型がついていたのも懐かしいです。
エゾリス、チョウセンシマリスさんともに元気でいてくれますように。
この記事の執筆者 / 監修者
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▷動物専門・ペット特化ライター&デザイナー
▷慶應義塾大学卒
▷会員制ねこ専用ホテル&シッター・キャッツカールトン代表
▷動物取扱責任者・愛玩動物飼養管理士
▷現在は猫4匹との暮らし。幼少時から犬、リス、うさぎ、鳥、金魚などさまざまな動物と過ごし、生き物を愛してやまない毎日。
▷前職は一般企業で広報、編集校正やってました。
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