【2024】日本・世界でカモノハシに会える動物園を紹介!特徴、毒、天敵なども解説

カモノハシ
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平たいくちばし・しっぽが特徴的なカモノハシ。

可愛いらしい見た目と裏腹に、肉食だったり毒をもっていたり、なかなか不思議な動物です。

本記事では、そんなユニークな動物「カモノハシ」に会える動物園を紹介します。

目次

日本でカモノハシに会える動物園

カモノハシがいる動物園
こちらを見つめるカモノハシさん

映像でカモノハシに会える!三重県「鳥羽水族館」

鳥羽水族館公式サイトより

映像でカモノハシを見ることができるコーナーがあるのは、日本三重県の「鳥羽水族館」です!

実物ではないですが、カモノハシの映像を見ることができます。

映像を流すだけでも自然公園局の許可取りが必要です。映像でも十分貴重な体験になるかと思います。

また、鳥羽水族館にはジュゴンをはじめとした珍しい動物がたくさんいます!動物・魚好きさんにはピッタリの場所です。ぜひ訪れてみてください。

水族館名鳥羽水族館
住所〒517-8517 三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
営業時間9:00~17:00(最終入館は16:00)※時期によって変動するので必ず公式HPを確認し、訪れてください。
休館日年中無休
料金大人:2,800円
小中学生:1,600円
幼児(3歳以上):800円
アクセスJR・近鉄鳥羽駅から徒歩約10分
マップ
お問い合わせ先0599-25-2555
鳥羽水族館の基本情報

鳥羽水族館公式サイトはこちら>>

カモノハシが日本にいない理由

三重県「鳥羽水族館」では、カモノハシの映像を見ることができますが、実物のカモノハシは日本にいません。

カモノハシが日本にいない理由は、カモノハシ自体が非常に希少でオーストラリア政府の許可がないと国外に持ち出せないということが一番大きいです。

生息地の減少、干ばつなどの影響でカモノハシは減少傾向にあることもあり、国外への持ち出しは厳しいと言われています。

また、日本の環境がカモノハシの生態とマッチしていないことも理由の一つです。水質、適切な温度、食物などはオーストラリア特有で、日本の環境での生活は厳しいです。

カモノハシはストレスにも弱いため、長距離輸送が難しいことも一因となっています。

過去にカモノハシが日本にいた事例

過去に、日本で開催された「世界都市博覧会」でカモノハシを誘致しようという動きもありましたが、結果的には不発に終わりました。

先に述べたように、カモノハシの国外への持ち出しはオーストラリア政府の許可が必要ですが、許可がおりなかったため、最終的に実現しなかったと言われています。

カモノハシがいるオーストラリアの動物園

現状、カモノハシに会いたいなら、国外に行くしかありません!

そこで、オーストラリアでカモノハシに会える動物園を2つ紹介します

  • タロンガ動物園
  • メルボルン動物園

タロンガ動物園

シドニーの「タロンガ動物園」でカモノハシに会うことができます。

カモノハシに加え、コアラやカンガルーなどのオーストラリアの動物たちの会うことができます。

山の上にあり、眺望も最高の動物園だそうです!

公式サイト>>

カモノハシが見たくてこの動物園に来ました。居ました。やっと見れた!ですが敏感な動物なので水槽の中にいましたが真っ暗でシルエットしか見えませんた。思ったより大きいような気がしました。会えて良かった。

Tripadvisorタロンガ動物園口コミより

メルボルン動物園

オーストラリアビクトリア州、メルボルン動物園でカモノハシに会うことができます。

メルボルンの中心街付近に位置しており、1862年に開園したオーストラリアでもっとも歴史の長い動物園です。オーストラリア特有の動物~ライオンなどのメジャーな動物までたくさんの動物に会うことができます。

メルボルン動物園では、できるだけ自然に近い環境で飼育するようにしており、元々の生息場所である小川を再現したスペースでのびのびと暮らしているそうです。

公式サイト>>

園内はとっても広く、一般的な動物と、オーストラリアの固有種とが展示されています。中でもカモノハシが泳いでいる姿が間近で見られたのに感動しました。

Tripadvisorメルボルン動物園口コミより

カモノハシの基本情報

名前カモノハシ
英名Duck-billed platypus/Platypus
分類単孔目カモノハシ科カモノハシ属
大きさ全長 オス45~60㎝ メス37~55㎝
食べるもの肉食(昆虫や幼虫、貝、ミミズなどを食す)
平均寿命飼育下で15-20年、野生で10年前後
生息地オーストラリア東部の河川や湖の水辺

カモノハシの特徴と生態!【電気で餌を感知、爪から毒を出すことも】

カモノハシの見た目の最大の特徴は「大きく平たいくちばし・しっぽ」ですね。くちばしは、鳥類とは異なり、柔らかい感触です。感覚器として、水中で捕食をする際に役立ちます。

カモノハシのくちばしは、獲物が発する電気を感じることができます。視覚・嗅覚などの機能が低い分、この機能性の高いくちばしで補っています。

また、しっぽは船の「舵」のような役割をしており、前足で水をかきながら、平たいしっぽで進む方向を調節します。

また、カモノハシは哺乳類で、単孔目カモノハシ科カモノハシ属に分類されます。

「卵を産むのになぜ哺乳類?」と思われる方もいるかもしれません。カモノハシには乳首がないかわりに、からだに乳腺があり、子どもはその乳腺からでる母乳を飲み育つからです。

また、もう一つカモノハシの特徴的な生態として「爪から毒が分泌される」ということがあります。オスのカモノハシには、約15mmの蹴爪があり、ここから毒を出します。 人間が死に至った事例はないことですが、かなり腫れて痛いそうです。。

もっと詳しく知りたい方は、カモノハシの図鑑 ↓↓ を見てみてください!

カモノハシの天敵

カモノハシの天敵は、キツネや鷲です。川や湖などの水辺に巣を作ることで、これらの外敵から身を守ります。

【かわいい♡】カモノハシの動画!

カモノハシの未来と保護

カモノハシは減少している?

ニューサウスウェールズ大学の調査によると、気候変動、河川の開発、干ばつなどの影響により、カモノハシが「絶滅の危機」に瀕していることが発表されています。

また、今後の気候変動による影響を考えると、カモノハシの生息数は2070年までにさらに51~73%ほど減少してしまうと考えられています。

山火事で川が干上がってしまい、カモノハシが死亡してしまう事例も多く報告されています。

カモノハシの保護活動

希少でユニークな特徴をもつカモノハシ、その保護活動も当然オーストラリア始まっています。

例えば、シドニーのロイヤル王立国立公園では、カモノハシのコロニーを取り戻すための共同プロジェクトが発足され、野生動物局やWWF、ニューサウスウェールズ州国立公園などが一丸となってプロジェクトを進めていました。

このプロジェクトのおかげで、2023年には公園付近のハッキング川岸辺にカモノハシのコロニーが確認され、プロジェクトのスタッフ・地元住民は「50年ぶりにカモノハシが戻ってきた!」と喜んだそうです。

不思議な特徴、そしてキュートな一面をもつカモノハシ。絶滅の危機から脱してほしいですね。

まとめ

今回は、国内・国外でカモノハシに会える場所を紹介しました。

日本では、映像ですが三重県「鳥羽水族館」で会うことができます。

映像でもかなり貴重なので、ぜひ訪れてみてください。

本物のカモノハシに会いたい方は、海外の動物園に行ってみましょう♪

この記事の執筆者 / 監修者

松川
松川
保護猫サークルに所属し、里親探し、保護活動、地域猫活動など、様々な動物と関わる活動の経験があります。
大学時代は、殺処分問題や地域猫の問題について学び、動物を取り巻く社会問題に興味をもちました。
また、ライターとしても3年ほど活動しており、これまでに100記事以上の執筆経験があります。
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