ネザーランド・ドワーフNetherland Dwarf
カテゴリ | ウサギ |
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種類 | ネザーランド・ドワーフ |
英語表記 | Netherland Dwarf |
大きさ | 25cm |
重さ | 約1㎏ |
平均寿命 | 5~10年 |
ネザーランド・ドワーフの特徴
ボディはコンパクトタイプに分類されます。このタイプのウサギは体重が軽く、体長が短く、ペットに適したコンパクトなサイズの品種です。ネザーランド・ドワーフは大人になっても25cmほどの大きさにしかならず、小さな耳と豊富なカラーバリエーション、体の大きさに対して大きめの目が特徴です。耳が短く小さいためどこから見てもころんとしていて丸く、毛は柔らかく密生しています。ウサギの中でもトップクラスに豊富な毛色の種類を持ちますが、体全体が同じ色の「セルフ」、シャム猫のように体の先端や鼻先が濃い「シェイデッド」、一本の毛が三色以上に分かれる「アグーチ」、基本色とは対照的な色を含む「タンパターン」、以上4タイプには含まれない「エニーアザーバラエティー」の5タイプに大別することが出来ます。日本ではオレンジ、フォーンの毛色がとりわけ人気を博しています。
ネザーランド・ドワーフの性格
少し臆病な性格です。そのため、他の品種のウサギよりも人に馴れるのに時間がかかるかもしれません。時間をかけて信頼関係を築けば、自分から傍に寄って来たり、擦りついて甘えてきたり、膝に乗っておやつをねだったりといった可愛らしい姿を見せてくれるようになります。やんちゃで甘えん坊な側面がみられるようになるまで、焦らずじっくりと丁寧にコミュニケーションを取りましょう。
ネザーランド・ドワーフの飼い方
狭いところに入り込んだり、高いところから飛び降りて怪我をしたり、小さいあまりに足元にいることに気付かず踏んでしまったり、素早い動きに意図せず足を引っかけてしまったりと多くの事故が考えられます。特にケージの外で遊ばせている間は常に気を配り観察しておきましょう。小さいころから抱っこや移動用バッグに慣れさせておくことで、日常ケアや通院が容易になります。小さくとも活発ですので、動き回るのに十分なスペースを与えましょう。
ネザーランド・ドワーフの歴史・起源・生態
原産国はオランダです。オランダにて小耳のポーリッシュ種と野生種とが偶然交配し出来たとされています。オランダからイギリスへは1948年に輸出、そしてアメリカへ1960~1970年に輸出され、人気が広がっていきました。初期の頃のドワーフ種は攻撃性が高い面も持ち合わせていましたが、数世代にわたる育種により現在の温厚で友好的、かつ活発なネザーランド・ドワーフへと変化していきました。ARBA(アメリカン・ラビット・ブリーダーズ・アソシエーション:世界最大規模のラビットクラブ)への登録は1969年です。
ネザーランド・ドワーフの気を付けたい病気
胃腸うっ滞、毛球症、不正咬合
ネザーランド・ドワーフの一口メモ
ネザーランドドワーフの価格相場は2022年現在4~10万円です。5万前後が最もよく見かける価格帯です。血統書付きでない場合には1万円程度で購入することが可能なようです。ウサギが主人公の物語で最も有名な作品といえば『ピーターラビット』を挙げる人も多いことでしょう。ネザーランド・ドワーフはピーターラビットのモデルとしてしばしば紹介されますが、作者のビクトリアス・ポターが生きていたのは1866~1943年、ネザーランドドワーフがイギリスに初めて輸入されたのは1948年ですから、ネザーランド・ドワーフがモデルの可能性はかなり低いと言わざるを得ません。
獣医師監修
本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。
この記事の執筆者 / 監修者
- 獣医師もも
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北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。
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