ミニレッキスMini Rex

ミニレッキス
カテゴリ ウサギ
種類 ミニレッキス
英語表記 Mini Rex
大きさ 35cm
重さ 1.4~2㎏
平均寿命 7~8年

ミニレッキスの特徴

短毛種ですが質の良い毛が密生しており、撫でたときの手触りが非常に良いことで知られています。そのため、アメリカでは体型や毛並みの美しさを競うコンテストが盛んに行われており、ARBA(アメリカン・ラビット・ブリーダーズ・アソシエーション:世界最大規模のラビットクラブ)では2番目に多く出展される人気品種となっています。耳は比較的短く、厚みがあり、直立しています。足の裏の毛が短いことも特徴のひとつです。毛色の種類は、ブラック、グレー、ブルー、セーブル、オパール、ライラック、キャスター(深みのある赤みがかかったブラウンで、毛先がわずかに黒い)、チョコレートなど主流なものだけを挙げても非常に豊富なことが分かります。ペットショップでも取り扱われることが多く、元となったレッキスよりもペットとして知名度の高い品種となっています。

ミニレッキスの性格

頭が良く活発で、人に馴れやすい品種です。好奇心旺盛ですが穏やかで物怖じせず、撫でられたり抱っこされても嫌がることがありません。エサやおやつの際に条件付けを行えば、自分の名前を理解し、呼べば近寄ってくるようになる個体もいるようです。

ミニレッキスの飼い方

毛並みの美しさで知られるミニレッキスですが、毛が短く抜け毛も少ないことから頻繁なブラッシングを必要とせず、手入れは容易です。換毛期以外の時期には、濡らしたあときちんと絞ったタオルで表面を撫でるように清拭するだけで十分な場合がほとんどです。ただし足の裏の毛が短くソアホック(飛節糜爛)になりやすいため、普段生活するスペースの床材はすのこにするなどして病気の予防に努めましょう。食欲旺盛ですので望むままに与えてしまうと肥満になりがちです。美しい毛艶を維持するためにも量に気を付けながらタンパク質多めの食事を与えましょう。

ミニレッキスの歴史・起源・生態

原産国はアメリカです。元となったレッキスはフランスで発見された野生のアナウサギが突然変異したことを起源とする品種です。この大型のレッキス種を小型のネザーランド・ドワーフと交配することで作出された品種がミニレッキスとなりました。1986年にARBA(アメリカン・ラビット・ブリーダーズ・アソシエーション:世界最大規模のラビットクラブ)に出展され、1988年には公認種として登録されました。

ミニレッキスの気を付けたい病気

ソアホック(飛節糜爛)、不正咬合、スナッフル

ミニレッキスの一口メモ

ミニレッキスの価格相場は2022年現在2~3万円です。ミニレッキスの元となったレッキスの名前は「Castor Rex(ビーバーの王)」に由来しています。ミニレッキスと区別するために、レッキスが「スタンダードレッキス」と呼ばれることもあります。

獣医師監修

本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。

この記事の執筆者 / 監修者

獣医師もも
獣医師もも
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。

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