フクロウ(梟)Owl

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種類 フクロウ(梟)
英語表記 Owl
大きさ 50~62cm※種類によって様々
重さ 400~1300g※種類によって様々
平均寿命 10~40年※種類によって様々
特徴 「森の哲学者」「森の賢人」「森の忍者」といった異名で呼ばれることもある鳥類です。フクロウの特徴は特に目と耳にあります。お面のように平たくなった顔面に、人間のように横に並んだ大きな目は立体視が可能で、対象までの正確な距離を測ることが出来ます。耳の穴は左右で違った位置についており、この非対称性のおかげで周囲の音源の方向・距離などを立体的に認識することが可能となっています。これらの優れた機能をもつ目と耳により、フクロウは障害物の多い夜の森の中であっても正確にハンティングを行うことが出来るのです。よくミミズクと見間違えられるフクロウですが、フクロウには羽角(頭部の両端に耳のように見える飾り羽)がなく、ミミズクには羽角が存在するという違いがあります。羽角の役割は明確には判明していませんが、休んだり眠ったりしている間に背景に擬態するためのものであるという説や、同種内でコミュニケーションのために利用している説などが存在しています。
性格 ヒナの頃から上手に育てることで人に馴れ、自分の名前を認識するようになったり、手からエサを食べたり、飼い主の後を追いかけてくれるようになったりします。しかし犬や猫のようにペットとして長年品種改良されてきた動物とは違うため、べったりと甘えてくるような正確の個体はあまり存在しません。種類によっては野性味が強く、攻撃性が高い場合もあります。一般に小型フクロウの方が性格が穏やかな傾向にあるようですが、その子の性格次第では触れ合いではなく観賞用として飼育することになる、ということも念頭に置いておきましょう。
日常の世話 フクロウは種類によって大きさや寿命が異なりますが、ペットとして快適に整えた環境下では小型フクロウで10年、中型フクロウで20年、大型フクロウで30年程度生きるとされています。フクロウの飼育は初心者には難易度が高いものです。その要因の大部分を占めるのは「食事」と言えるでしょう。フクロウは肉食です。つまり、ラットやヒヨコなどの新鮮な生肉を食べる必要があります。餌そのものは冷凍されてパック状態で販売されているものが存在するため、入手は簡単です。しかし、毎日食事の度に生き物を捌くといった行為は、慣れるまでは抵抗を感じるかもしれません。フクロウはケージ内で飼育する時間が長いと人に馴れない可能性が高く、推奨されていません。しかし常に放鳥状態で過ごさせると、誤飲や衝突といった事故のリスクが高くなります。そのため、フクロウが安心して過ごせる場所で係留しておく方法を取る場合が多いようです。飼育環境は通年で気温18~26度を維持しましょう。フクロウ自体はほぼ無臭です。しかしトイレのしつけは出来ないため、部屋で放し飼いにする場合には糞があちこちに散らかることになります。また肉食のため、消化できなかったものを吐き出した場合の吐しゃ物には匂いがあります。夜行性のため、人間が寝ている時間帯の活動音、羽ばたきや鳴き声などが気になる場合には防音対策の必要があります。日本ではまだ珍しいペットのフクロウは、診察可能な動物病院が少ないのが現状です。いざという時に焦らないよう、動物病院の情報はあらかじめ収集しておきましょう。
歴史・起源・生態 スカンジナビア半島~日本にかけてユーラシア大陸北部の広い範囲に生息しています。温帯~亜寒帯の針葉樹林、混合林、湿地、牧草地、農耕地などさまざまな環境で定住しながら暮らします。日本では九州北部~北海道にかけて分布しており、大木のある寺社林や公園などでその姿が見られることがあります。フクロウ目は世界に220種が存在しますが、日本に生息するフクロウはシマフクロウ、シロフクロウ、コノハズク、キンメフクロウ、アオバズク等の11種とされています。多くは夜行性で、肉食です。小型の哺乳類だけでなく、魚を捕食する種も存在しています。フクロウは古くから人間と深い関わりがあり、古代文明や神話や伝承に多く登場します。日本ではフクロウを「死の象徴」として捉え、不吉な存在として考えることもありました。現在ではイメージが一転し、「不苦労」「福来郎」の当て字からも分かるように福を呼び込む縁起の良い動物として歓迎されています。
気を付けたい病気 餓死、食中毒、骨折、異物誤飲、絞扼壊死、熱中症
一口メモ フクロウの価格相場は2022年現在20~40万円前後が目安です。しかし品種によって値段は大きく変動し、希少な種の場合は100万円を超えることもあり得ます。犬や猫とは違い、小柄なほど値段が安くなる傾向にあります。
著者情報 どうぶつのこと。運営スタッフ

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