ジャンガリアンハムスターDjungarian hamster

ジャンガリアンハムスター
カテゴリ ハムスター
種類 ジャンガリアンハムスター
英語表記 Djungarian hamster
大きさ 6~12㎝
重さ 30~45g
平均寿命 2年前後

ジャンガリアンハムスターの特徴

大型・中型・小型の分類の中で、小型に属するハムスターです。小型ハムスターは「ドワーフハムスター」という呼ばれ方をすることもあり、ジャンガリアンハムスターの他にも、キャンベルハムスター、ロボロフスキーハムスター、チャイニーズハムスターなどが該当します。「ドワーフ」には「小人」「小型の」という意味があり、一般的にゴールデンハムスターと比較して小さなハムスターのことを指します。野生種の場合、背中は赤褐色で一本の黒いストライプが入っており腹部が白色ですが、ペットとして飼育するために改良されたことにより現在ペットショップ等では多くの毛色を見ることが出来ます。主流な毛色はブルーサファイア、プディング、パールホワイト、インペリアル、アルビノなどです。

ジャンガリアンハムスターの性格

大人しく人懐っこい性格です。迎えてしばらくは警戒心が強く噛みついてくる場合もありますが、手からおやつをあげたり優しく撫でることで次第に人に馴れ、手の上でもリラックスして過ごしてくれるようになります。特に温厚な個体の場合には同ケージ内での複数飼いも可能ですが、ケンカした際に互いを殺傷・捕食する場合もあることを考慮すると基本的には単独飼育が推奨されています。

ジャンガリアンハムスターの飼い方

飼育の際にはケージ内に給水器、食器、床材、回し車、巣箱、トイレなどを用意しましょう。一般販売されているハムスター飼育器具は、中型のゴールデンハムスター用、小型のドワーフハムスター用とでサイズが異なりますので、ジャンガリアンハムスターのサイズに適したドワーフハムスター用のものを揃えるようにしましょう。室温は通年で18~26度で管理し、湿度の高くなりすぎない風通しの良い場所にケージを設置する必要があります。ドワーフハムスターは明るいところが苦手ですので、昼間直接日光の当たるような場所にケージを置くことは避けましょう。

ジャンガリアンハムスターの歴史・起源・生態

原産地はカザフスタン共和国からシベリア、中国北部とされています。ジャンガリアンハムスターが日本に輸入されるようになったのは昭和40年代、ペットとして一般流通するようになったのは1990年代と言われています。

ジャンガリアンハムスターの気を付けたい病気

結膜炎、角膜炎、眼球突出、歯周病、歯肉炎、切歯破折、不正咬合、皮膚病、子宮蓄膿症、ストレス性脱毛、低体温症

ジャンガリアンハムスターの一口メモ

中国のジュンガル盆地(ジャンガリア)に生息することが名前の由来となっています。ドワーフハムスターの中で最も飼育頭数の多い、高い人気のある種です。2022年現在、ペットショップでは1000~2000円程度の値段で取引されています。ギネスに登録されている最長寿記録は4年6か月です。非公認記録では8年生きたという個体もいるようです。平均的には2年弱の寿命のジャンガリアンハムスターですが、室温管理や食事の工夫等で一緒に暮らせる時間を増やす余地があるのかもしれませんね。

獣医師監修

本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。

この記事の執筆者 / 監修者

獣医師もも
獣医師もも
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。

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