シカDeer

カテゴリ 大きい動物
種類 シカ
英語表記 Deer
大きさ 70~200cm※種類によって様々
重さ 6~800㎏※種類によって様々
平均寿命 ※種類によって様々
特徴 「シカ」とは鯨偶蹄目シカ科 に属する哺乳類の総称で、16属36種が存在しています。シカの最大の特徴は枝角(アントラー)と呼ばれる枝分かれした角を持つことです。角の大きさはオスのシカにとって強さのシンボルであり、立派であるほどメスの気を引くことが出来ます。多くの場合メスは角を持ちませんが、トナカイは雌雄共に角を持ちます。角は毎年春に生え代わります。このため春の角は柔らかく、秋にむけて次第に固くなっていきます。足は細く長く、夏には被毛に白い斑点模様が浮き出ます。牛と同様に、4つに分かれた胃袋を持ち、反芻して消化を行います。日本国内で単にシカという時は「ニホンジカ」を指すことがほとんどです。ニホンジカは日本に分布する唯一のシカ科動物です。
性格 シカは季節や時期によって性格に違いがあります。基本的には臆病で、大人しい生き物です。特に、角が落ちる春頃はオスも落ち着きを見せ、群れで生活しています。好奇心旺盛なため、危険や異変を察知してもすぐには逃げ出さず、しばらく対象を観察するような仕草を見せます。慣れてくると大胆にふるまうこともあるようです。秋が近付き、発情期・繁殖期を迎えると非常に攻撃的になり、単独行動が中心になります。威嚇や縄張りの主張、メスへのアピールのため、非常に大きな声で鳴きます。夜通し歩き回りながら鳴く場合もあるようです。
日常の世話 シカは「鳥獣保護管理法」により、飼育が原則禁止されています。野生のシカであっても捕獲可能な時期が定められており、許可を持たない人が勝手に捕獲、保護することは出来ません。捕獲可能な時期であったとしても、奈良県の奈良公園のような保護区での捕獲は禁じられています。仮に許可が得られたとしても、シカはペットに向いている動物とは言えません。まず、シカを飼育する際には愛玩動物ではなく「家畜としての飼育」になるため、各自治体に定められた条件を満たせるよう、飼育環境を整えなければなりません。繁殖期には攻撃的になり、大きな声で鳴くため、騒音対策が必須になります。また、シカにはマダニが寄生しやすく、人獣共通感染症を媒介することもあるため、注意が必要となります。
歴史・起源・生態 現在日本には在来種を含めた7種のシカが存在しています。北海道のエゾジカ、本州のヒンシュウジカ、四国・九州のキュウシュウジカが有名であり、他にも長崎県にツシマジカ、鹿児島県にマゲジカ、ヤクシカ、沖縄県にケラマジカが存在しています。シカは、日本のみならず世界各地で多くの伝説、逸話に登場する動物です。ギリシア神話では月の女神の水浴びをみた者がシカに姿を変えられ、道教では仙人が騎乗する動物が白ジカとされており、古事記では国譲りの際の使者に鹿の神が登場しています。シカを題材にした創作も多く、ウォルト・ディズニー・カンパニーによる「バンビ」のアニメの他にも、奈良交通で使用できるIC交通カード「CI-CA」、「動物が飛び出すおそれあり」の標識にはシカのシルエットがデザインされているなど、多くの面で身近にモチーフとして存在している動物です。
気を付けたい病気 シカ慢性消耗病、口蹄疫、ヨーネ病、結核病、E型肝炎
一口メモ 日本におけるシカの主な名所は奈良県の奈良公園、広島県の宮島、宮城県の牡鹿半島です。特に奈良公園の鹿は有名で、観光や修学旅行などで全国から多くの人々が訪れる場所です。ここで販売されている「鹿せんべい」は実は主食ではなくおやつです。奈良鹿せんべい組合によって、米ぬかと小麦粉を混ぜたものを鉄板の上で焼くことで作られています。調味料などを用いていないため、シカたちの健康を害することはありません。天然素材を用いて作られているため人間が食べても問題はありませんが、添加物や調味料を含んでいないため当然美味しくはなく、「ぱさぱさとして味のないせんべい」のような仕上がりになっているようです。
著者情報 どうぶつのこと。運営スタッフ
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