セキセイインコBudgerigar
カテゴリ | インコ |
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種類 | セキセイインコ |
英語表記 | Budgerigar |
大きさ | 全長18~20cm |
重さ | 30~40g |
平均寿命 | 8~15年 |
セキセイインコの特徴
ジュウシマツ(十姉妹)やブンチョウ(文鳥)に並んで一般的、かつ人気のペットバードです。和名では「背黄青(せきせい)鸚哥(いんこ)」と表記されます。名前の通り、原種は緑と青をメインカラーとして、黒い模様が入っているのが特徴です。非常に多くのカラーバリエーションがあり、主要なものだけを挙げても、ノーマル(グリーン・ブルー)、レインボー(頭部が黄色で背中や羽にはブルーとライトグリーンが混ざる)アルビノ、ルチノー(全身が黄色)、パイド(羽や腹部などの一部が色抜けしている)、ハルクイン(背中の模様はほとんど消えており腹部に別の色が入る)、スパングル(背中~風切り羽の黒い模様が縁取りのように細くなっている)があり、その数なんと5000種以上とも言われています。また、物まねが非常に上手いことでも有名です。特にオスのセキセイインコはお話や歌などのかなり長いフレーズを覚えることが可能です。しかし、覚えてくれたからといって話しかけるのをやめてしまうと、セキセイインコ側もしゃべらなくなってしまいますので、レッスンは毎日少しずつでも続けることが大切です。
セキセイインコの性格
活発で社交的、人懐っこい性格です。飼いやすい上に、多くの芸やおしゃべりを覚えることが出来るため、ペットとして高い資質があることで有名です。初心者にはうってつけのペットバードと言えるでしょう。
セキセイインコの飼い方
食事は専用のペレットやシードを与えましょう。副食として青菜やボレー粉(牡蠣の貝殻を細かく砕いたもの)、果物などを加えても良いでしょう。食事や水は余っていたとしても1日1回は新しいものに交換する必要があります。ケージのは小型インコ用のサイズのものを選び、中にはおもちゃ、止まり木などをセットしましょう。ケージは直射日光の当たらない風通しの良い場所に設置し、室温は20~30度になるように管理しましょう。また、1日1回以上は放鳥し、遊び相手になるのと併せて日光浴や水浴びをさせましょう。セキセイインコと言えば「おしゃべり」ですが、生後2~3ヶ月ごろから練習を始めるとされています。個体によっては1歳を過ぎてから、ということもあるようですが、いずれの場合においても雛の頃から育て、練習をさせることでより喋りやすくなるようです。リラックスしている時間帯を狙って、最初は短く覚えやすい単語から始めて、繰り返し話しかけるようにしましょう。毎日継続することで、だんだん長いフレーズを喋れるようになっていきます。
セキセイインコの歴史・起源・生態
原産地はオーストラリアです。1840年にセキセイインコのつがいをオーストラリアからイギリスへと持ち込んだことからあっという間に人気になり、ヨーロッパ中にその存在が知られることとなりました。日本に初めて輸入されたのは、明治時代の終わり頃と言われています。野生のセキセイインコは社会性に優れており、木がまばらに生えた乾燥地帯の原野で群れを作って暮らしています。草食性で、日差しの強い日中に活動することを避け、朝や夕方に地上の植物の種子を採食します。ほぼ1年中繁殖し、雨が降った後には個体数を特に増やすことが知られています。
セキセイインコの気を付けたい病気
メガバクテリア症、マイコプラズマ病、疥癬、過剰産卵、精巣腫瘍、金属中毒
セキセイインコの一口メモ
セキセイインコの価格相場は2022年現在1000~8000円です。カラーによって値段が変動し、ノーマルと呼ばれる原種に近いブルーとグリーンのセキセイインコは1000~3000円の比較的安い値段で入手することが可能です。セキセイインコの英名「budgerigar」は原産地であるオーストラリアの先住民アボリジニーの言葉で「黄色い頭」「小さな頭」「よいオウム」といった意味があるとされています。
獣医師監修
本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。
この記事の執筆者 / 監修者
- 獣医師もも
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北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。
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